運動不足の技術者が筋トレを始めた話
このエントリーは pyspa Advent Calendar 2017 の 12 日目の記事です。昨日は @mururururu のエントリでした。
はじめに
僕はまごうこと無き運動不足である。週に一回は肩こりの症状を緩和するためにクライミングジムに通ってはいるが、それほど真剣にやっている訳ではないので、三級程度で二年くらい足踏みしている。
しかし、最近は体力の衰えを明確に感じるようになってきた。それは、集中力の低下や、好奇心の低下となって確実に表れている。以前なら、体力任せにコードを書き続けられたが、今はもう全くそんな事ができる気配もない。
と言う訳で、今日は僕が筋トレを始めたという話をする。
去年は筋肉を溶かす話をしたが、今年は筋肉を作る話をするってわけだ。
筋トレを始めた理由
まずは、筋トレを始めた理由から説明していこう。と言っても、実にありふれた話だ。
人間ドックで警告を受けた
一番直接的な理由は、会社から年に一回福利厚生の一環として提供されている人間ドックの受診結果が著しく悪かったからだ。特に、尿酸値と γ-GTP の値で警告を受けた。
医者との面談で「かなりお酒を飲まれるようですが控えてはいかがでしょうか?」等と言われて、頭の中に最初に思いついた反論が「いや、そんなに酒を飲んでいるつもりはありません」だったのだ。何かおかしいと思って一旦言葉を飲み込んで考えてみると、これは完全に酒を飲み過ぎている人間の言葉である。
観測的事実を根拠とする指摘に対して、そのつもりは無い等と根拠なく言うのは問題を解決しないどころか悪化させる。
実際、僕はかなり酒を飲む。友人との宴会もあるし、それが無ければ一人でも飲み歩いている。自宅では酒を飲まないが、それはあるだけ全部飲むまで止められないからだ。
ボルダリングが上手くなりたい
次に思い当たる理由は、趣味のボルダリングだ。僕がボルダリングを始めたのは、もう 6 年か 7 年前だ。月に 3 ~ 4 回のペースでジムに通っている。最初の 1 ~ 2 年は、どんどん難しい課題がクリアできて成長を実感できたものだが、最近はめっきり技能が向上しておらず、正直、少し飽きてきた。
ジムに行く回数をもう少し増やせば、技能が伸びるとは思うものの、そんなに真面目にやる気になる感じでもない。と言う訳で、筋肉量を別途増やすことで間接的にクライミングのパフォーマンスを向上できたらいいかもしれないと考えた。
友人の肉体が見違えた
次は、友人の@ymotongpooが、この一年半くらいで、物凄い量のトレーニングをした結果、ガチムチになったのを見たからだ。彼は元々体格が大きく骨格がしっかりしているため、少なくとも僕よりは才能があるだろう。
しかし、筋トレを始める前の彼は正直、かなりダラけた体格をしていた。それでも、適切なトレーニングによって結果を出したのを見て、自分でもやってみようという気になったのだ。
常駐しているチャットには、筋トレに関するレビューや情報交換を専門に扱っているチャンネルもあり、そこでの成果が彼の肉体だ。