eclipseで作るSpringアプリケーション開発環境
はじめに
ここ最近は、SUN が Oracle に買収されて Java 自体の開発に関する状況が大きく変わってきている。
安定的に動作することを期待されている Java が他の言語みたいにどんどん変化するって方向に変わりたいようだ。 新しいもの好きな人々にとっては話題が多いのは素晴らしいことだろうが、アプリケーションが確実に動いて欲しいと思ってる人々にとっては困った話だ。
僕は SIer の従業員なんで、安定的に動作するってことが Java や JVM の素晴らしさだと考えている。
とはいえ、大きく変化してるってんなら、ちゃんとキャッチアップしておかないと困ったことになるのは自分だ。
そういう訳で、今回は eclipse を使って Spring Boot のアプリケーションを開発するための環境構築について説明する。
エントリの変更点
最初にこのエントリを公開した時には、MockMvc と TestRestTemplate を使ってテストを書くように説明していた。 ところが、@making がより良い方法として、WebTestClient を使う方法を教えてくれたのでそちらを使うように書き換えた。
@making に感謝。
Spring Initializrを使わないの意図的です?
— Toshiaki Maki (@making) August 9, 2018
formatなんでもいいならspring teamがメンテナンスしているやつもありますhttps://t.co/po9eFXLRcK
MockMvcが嫌ならはWebTestClientはどうでしょうか? (spring-boot-starter-webfluxも追加が必要ですが) pic.twitter.com/9fprDo7ySA
開発環境
Thinkpad X1 Carbon 2016 年モデルに Windows10 をインストールしてある。
ハードウェアスペックは、こうだ。
- CPU i7 6600U @ 2.6GHz
- メモリ 16GB
- ストレージ SAMSUNG NVMe SSD 950 PRO 512GB
少し高級かもしれないけど開発者用のマシンとしては普通だよね。
アプリケーションのインストール
基本的には Scoop を使ってインストールしていく。Scoop については、以前のエントリを参照して欲しい。
JDK のインストール
まず、Java 用の Bucket を Scoop に追加する。
scoop bucket add java
Bucket を追加したので、ローカルディスク上にある Bucket の情報を更新する。
scoop update
次に、Bucket に登録されている JDK を調べる。
scoop search jdk
大体こういう感じで出力されるだろう。
'java' bucket:
ojdkbuild (10.0.2-1)
ojdkbuild10 (10.0.2-1)
ojdkbuild8 (1.8.0.181-1)
ojdkbuild9 (9.0.4-1)
openjdk (10.0.2-13)
openjdk10 (10.0.2-13)
openjdk11 (11-25)
openjdk12 (12-5)
openjdk9 (9.0.4)
oraclejdk-lts (8u181-b13)
oraclejdk (10.0.2-13)
oraclejdk10 (10.0.2-13)
oraclejdk11 (11-25)
oraclejdk8-ea (8u192-b02)
oraclejdk8 (8u181-b13)
oraclejdk8u (8u181-b13)
今となっては OpenJDK と OracleJDK に大きな差分は無いので、OpenJDK を使えばいい。